大投手の山本昌が持つ魅力

2015年にプロ野球を引退した山本昌

2015年にプロ野球を引退した山本昌は、チームの枠を越えて大投手で知られます。
現役引退時の年齢は50歳で、人生の節目とも言える切りの良いタイミングを選んでいます。
プロ野球界で50歳まで現役を続けてきたのは驚きですが、肩や肘が消耗品とされる投手で活躍してきたのも驚愕です。

しかも2軍や控え選手ではなく、1軍に拘り活躍してきたのが賞賛に値します。
長く1軍で活躍できた理由は、生まれ持った体つきだけでなく本人の継続的な努力にもあります。

また結果が求められるプロ野球の世界では、故障しない強さや回復力であったり、精神的な強さも求められます。
山本昌も他の投手と比べて例外ではなく、現役中に少なからず故障している一人です。

ただ選手生命を脅かす致命的な怪我はしなかったので、50歳まで続けることができたと考えられます。
現役生活32年間の内に手術回数はゼロですし、本人は仮に60歳まで投げてもメスは不要だと自負しているほどです。

ケアを念入りに行っているのかと思えば、アイシングはしたことがないと述べています。
プロ野球界の常識から外れているので、では生まれつき運動神経がずば抜けているのかといえば、小学生時代は体育の授業で平均点と普通です。

怪我をしないフォームを意識し続けた

大怪我を回避できた理由はいくつか考えられますが、一つは体を大きく使って、怪我をしないフォームを意識し続けたことです。
ピッチングの際もキャッチボールのステップも、大きく体を動かして無理に制限しない、これが山本昌がメスを不要としたヒントです。

一方では体に掛かるストレスを計算して、どう投げれば負担を減らせるか考えていたのもポイントです。
つまり単なる感覚頼りではなく、案外頭脳派で実践しながら自分に合った方法を獲得しています。

山本昌
出典:https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/446145/

常に体の使い方を意識していた人なので、そこが他の投手とは異なる特徴だと結論付けられます。
このような独自の考え方は、通常だと常識外れで説得力がなく、誰にでも当てはまるものではないと思われがちです。

しかし山本昌は50歳までの現役生活と、現役中の大怪我なしで説得力を証明しています。
今後は指導者の道を進むということですから、野球界に新たな指導法を持ち込んでくれるものと期待できます。
現役中は最多勝を3回、ベストナインが2回に最優秀防御率や最多奪三振なども達成済みです。

32年もの間ほとんど休まずに出場してきた山本昌投手

これら多くの記録を残せたのは、やはり試合の出場回数が多かったのも一つの理由でしょう。
1984年にプロ野球界入りして以来、32年もの間ほとんど休まずに出場してきたので、記録が残せるチャンスが多かったのは当然です。

それでも素晴らしい記録の数々は、本人の継続的な努力があってこそだといえます。
2006年に史上最年長ノーヒットノーランを達成して、2008年には200勝達成と名実共に大投手です。
勝負球はキレのあるストレートで、名バッターが苦戦するスクリューも見どころでした。

カーブもスライダーも使い分けましたが、特にスクリューとカーブはキレの鋭さで定評です。
キレが良かったのは関節の骨格形状にあって、ここに恵まれた体の良さが現れています。

骨格のお陰でボールが上手く抜けたので、バッターからすると脅威の投手となったわけです。
山本昌の理解を深めるポイントは引退時と入団当初の体格差にもあります。

体重は32年の間に20kgアップで、胸板は厚く全体的に体が大きく見えます。
入団時も高身長と一回り大きい体格で注目されましたが、引退時には50歳とは思えない体の大きさになりました。
誰もが気になるトレーニングは、体が硬くなるのを防いで全身をバランス良く鍛える方針です。

お陰で怪我をするリスクを減らせたり、50歳でも若手に負けないピッチングができたと思われます。
記憶に残る大投手となれたのは、怪我をせず治療期間を必要としなかったことが大きいです。

山本昌といえば趣味の人としても有名

ただしその裏には、野球以外にも真剣に打ち込むプライベートの姿も大いに関係しています。
山本昌といえば趣味の人で、ラジコンや車それに甲虫集めでも一目置かれます。

趣味に共通しているのは徹底的に取り組む本気度と、心の底から楽しむという二点です。
その為ラジコンでは全日本大会に出場して入賞したり、高値で取引されるオオクワガタを最盛期に50頭も飼っていたこともあります。

甲虫集めの趣味は、現役時代にシーズン中の成績を理由にやめていますが、ラジコンは継続中で仕事にも繋がっています。
自身の名前を冠するテレビ番組を持っていますから、趣味も極めれば仕事に役立つのだと教えてくれているようです。

このように仕事でもプライベートでも魅力的な人は、プロ野球界のみならず、回りを見渡してもなかなかいないものです。
惹かれる部分は人によるでしょうが、誰が見ても素敵な部分に気が付けたり、羨ましく思える生き方をしている人物です。
引退後も現役時代と変わらずに動向が注目されるので、それだけ魅力が衰えない人だといえるでしょう。

 

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